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さびることと、自由エネルギーという宇宙の法則

 物質の世界では、物質は「自由エネルギー」といわれるエネルギーを、それぞれの物質が持っています。CF028_L.jpg

 体重計、身長計、温度計、湿度計は、それぞれ体重、身長、温度、湿度を量る計器す。「自由エネルギー」をはかる計器で、物質を計ると、空気中に置かれた鉄はエネルギーが大きい状態ですが、酸素と結合して酸化鉄になるとエネルギーは小さくなります。

 物質の世界では、自由エネルギーが小さいほうが安定となります。そのため、自然に生じる物質の変化は、常に自由エネルギーが大きな状態から、自由エネルギーが小さな状態に変化します。

 空気中におかれた鉄が、酸素などと結合し、化合物(さび)になるのは、自由エネルギーが小さくなろうとしているためです。鉄を塩酸の水溶液に入れると、鉄は溶液の中に溶けます。この時、鉄は鉄イオンとして塩酸水溶液に溶けます。これも、自由エネルギーが高い不安定な状態から、自由エネルギーの小さな安定状態になろうとするためです。

 物質が自由エネルギーの小さい状態に変化する現象は、自然科学の法則です。大自然、あるいは宇宙の法則と言っても良いでしょう。鉄がさびるのは、宇宙の法則に逆らうことが出来ないためです。