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鉄をさびから守るにはどうしたらよいの?

 鉄は湿った空気に触れるとさびますが、乾いた空気中ではさびません。砂漠のように乾いた地域では、鉄はさびません。しかし、日本では、梅雨期のように湿度が高くなる季節があります。雨は降らない日でも、夜から朝にかけて露がおりる日もありますので、屋外に置かれた鉄はさびます。屋内でも、湿度が高ければ鉄はさびます。

 日本は、島国で、海に囲まれています。海岸地域では、海水中の塩分が、しぶきになって、風によって空気中に運ばれてきます。空気中に運ばれてきた海水の塩分は、鉄をさびやすくします。

 工場から排出される亜硫酸ガスにより空気が汚染されると、さびも進行しやすくなります。

 鉄の表面に、ごみなどが付着していると、その箇所は湿分が付きやすくなりますのでさびやすくなります。鉄の表面をきれいにすることはさびを防ぐためにも大切です。

 さびを防ぐためには、鉄に、さびの原因となる、空気中の湿分、塩分、汚染ガスやごみなどがれないようにすれば良いのです。その為には、鉄の表面をきれいに拭き、1.さび止め油(防錆油)を塗ったり、2.塗料(ペンキ)を塗る方法があります。あるいは、3.さびにくい金属で、鉄をめっきする方法もあります。
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 自動車はさびないように,塗料が塗られています.また,塗料により,自動車を美しくすることができます.