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鉄鉱石はどのようにしてつくられたのでしょうか?

 鉄は、地中から鉄鉱石を採掘して作りますが、鉄鉱石はどのようにして出来たのでしょうか?

 地球は46億年前に誕生しました。当時、大気や海の中の酸素の濃度は低く、地表の鉄分は、鉄イオンとして大量に海水に溶解していました。また、海底火山の噴火によって地球内部の鉄は噴出して、鉄イオンが海に供給されました。

 22〜27億年前になりますと、バクテリア等の発生により、大気や海水中の酸素濃度が高まりました。この酸素が海水中の鉄イオンと結びつき、それまで海水中に溶解していた鉄イオンは酸化鉄 (酸素と鉄の化合物)になりました。酸化鉄は沈殿・堆積して広大な鉱床を形成しました。その後、造山運動により海底にあった鉱床は隆起し、地上に押し上げられました。現在の主要な鉄鉱石の鉱山はこのようにして形成されました。

 鉄鉱石には、幾つもの種類がありますが、鉄を作るために使われている鉱石は、赤鉄鉱、磁鉄鉱、褐鉄鉱です。

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アポロが撮影した地球

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海底火山の噴火
ベヨネーズ列岩(伊豆諸島の南側)