第206回腐食防食シンポジウム
主題:化学プラントの高経年化設備の現状と対応
趣旨
近年,社会資本の高経年化に起因した大きな事故やトラブルが続発し,社会活動に影響を与える事例も散見されるようになってきた.これらの社会資本は高度経済成長期に設置されたものが多く,供用年数にして実に半世紀に及ぶものも含んでいる.そして化学プラントにしてもその例に漏れず,プラントオーナー各社は高経年化した数多くの機器や配管を所有し,日々細心の注意を払って,これらの管理を実施している.
高経年化に関わる材料損傷の厄介なところは,保温材下腐食に見られるように,広大な対象範囲と難度の高い損傷部位特定にあると考えられる.さらに損傷が長期間経過後に発現するため,どうしてもその対応が後手に回り易い.それらの特徴により,高経年化の損傷は短期間で発生する損傷以上に,社内の管理基準やマネジメントの重要性が高くなる.さらに,一社だけでの検討では網羅的な対応が不可能であるため,同業他社との情報交換・協業も必要となる.
ところで,本シンポジウムを企画した化学装置小委員会は,2013年に今回と同様,高経年化を主題としたシンポジウムを企画・開催した.ここでは当時の高経年化に関して各方面からご講演頂き,最新の情報を聴講者と共に共有化した.それから現在,10年以上経過し,企業を取り巻く経済状況も大きく変化する中,国内の高経年化への対応はどのように変化しただろうか?
そこで今回,前回と同じ主題にてシンポジウムを開催し,高経年化に関する国内の現状や最新の材料技術,診断技術,管理手法をご発表いただき,前回のシンポジウム以降の変化を確認して高経年化対応の現在地を認識し,今後の展望を図る機会とできればと考えている.
主催
(公社) 腐食防食学会
| 日 時 | 2026年12月2日(水)10:00〜16:50 ※参加申込み締切 11月24日(火) |
|---|---|
| 場 所 | 全水道会館4階大会議室(文京区本郷1-4-1) | 交 通 | JR水道橋駅 東口 徒歩2分,都営地下鉄 三田線 水道橋駅 A1出口 徒歩1分 |
| 参 加 費(税込) | 正会員・特別(法人)会員・協賛団体会員 14,300円,学生会員6,600円, 会員外 25,300円 |
協賛団体(依頼中)
(特非) 安全工学会,(公社) 化学工学会,(一社) 火力原子力発電技術協会,(一社) 軽金属学会,(一社) 鋼管杭・鋼矢板技術協会,(一社)色材協会,(一社) 資源・素材学会,ステンレス協会,(公社)精密工学会,(公社) 石油学会,(公社) 電気化学会,(公社) 土木学会,(公社) 日本化学会,(一社)日本ガス協会,(一社) 日本機械学会,(公社) 日本金属学会,(一社) 日本原子力学会,(一社) 日本建築学会,(一社) 日本高圧力技術協会,(公社) 日本工学会,(一社) 日本鋼構造協会,(公社) 日本材料学会,(一社)日本伸銅協会,(公社) 日本水道協会,(公社) 日本セラミックス協会,(一社) 日本チタン協会,(一社) 日本鉄鋼協会,(一社) 日本非破壊検査協会,(公社) 日本プラントメンテナンス協会,(一社) 日本防錆技術協会,(一社) 日本溶接協会,(一社) 表面技術協会,(一社) 溶接学会
申込方法
参加申込書に必要事項をご記載の上,FAX・メール・郵送のいずれかでお申し込みください.なお,お申し込みいただいて1週間経過しても事務局から連絡がない場合はご連絡ください.
※資料はPDFでの配布となります.ダウンロードについては追って参加申込者にご連絡いたします.
申込先 〒113-0033 文京区本郷2-13-10 5F
(公社)腐食防食学会
Tel.03-3815-1161, Fax.03-3815-1291
E-mail: ysm.hng-113-0033@jcorr.or.jp
プログラム
| 10:00~10:05 | 1. 目的 世話人より趣旨説明 三菱ガス化学株式会社 福田秀樹 |
|---|---|
| 10:05~10:45 | 2. 化学プラントの高経年化とは 中原材料技術研究所 中原正大 |
10:45~11:25 | 3.高経年化時代の配管外面腐食管理 ―検査技術から管理戦略へ― ENEOS株式会社 壹岐修治 |
11:25~12:05 | 4. CUI:保温材への腐食インヒビターの適用と課題 株式会社INPEX 砂場敏行 |
| 12:05~13:00 | (休 憩) | 13:00~13:40 | 5. FRPの経年劣化事例とその評価について 金沢工業大学 藤井善通 |
| 13:40~14:20 | 6. 高経年化設備の損傷事例 三井化学株式会社 多田隼兵 |
| 14:20~15:00 | 7. 化学プラント設備の外面腐食対策事例 住友化学株式会社 西川周良 |
| 15:00~15:10 | (休 憩) | 15:10~15:50 | 8. 高経年化設備の信頼性確保に向けた維持管理技術の体系化 出光興産株式会社 鳥羽和宏 |
15:50~16:30 | 9. 多事業ポートフォリオ企業における高経年化設備マネジメント 株式会社レゾナック 新井正一 |
| 16:30~16:50 | 10. 総合討論 |



