第205回腐食防食シンポジウム
主題:電気化学インピーダンスを用いた塗覆装の劣化評価の最前線
-インピーダンス法のさらなる利活用を目指して-
趣旨
塗膜の電気的絶縁性や環境遮断性は年々向上しており,素地金属を容易かつ安価に防食する手段として塗装は広く用いられている.しかし,経年劣化により徐々に素地金属に対する保護作用が失われるため,塗りなおしによる補修や重ね塗りによる補強等を適宜行う必要がある.メンテナンスコストがかさむと装置・設備の維持管理が難しくなるため,安全性を担保しつつ,経済的にも十分対応が可能な塗装仕様の選定や適切な寿命管理を行うことが極めて重要といえる.今後も持続的に装置・設備を維持するためには,塗膜の性能や劣化メカニズムを解明し,その挙動を十分把握するとともに,劣化状態を常時あるいは間欠的にモニタリングして劣化状態に応じた適切なメンテナンスを行うことが求められている.
塗膜劣化評価技術は古くから精力的に研究開発が進められてきており,中でもインピーダンス法は,非破壊検査であることや得られる情報量が豊富であることから有用な塗膜評価技術として近年ますます注目されている.特に,塗膜自体のイオン透過性や塗膜下で生じる腐食といった物理化学現象に直接結びついた状態量を捉えることが可能であることは大きな利点であるが,電気的等価回路解析など解析が複雑で,得られた結果の解釈に高度な専門知識を要することが更なる普及の大きな障壁になっているものと考えられる.今回のシンポジウムでは,様々な塗装系に対して,インピーダンス法を駆使してその劣化状態を評価する研究を展開されている気鋭の研究者にご講演をいただき,インピーダンス法に関する理解を大いに深めるとともに,議論なども通じて,その利点・限界などを十分見極めた適切な適用を行っていくためのヒントを得ていく場となれば幸いである.
主催
(公社) 腐食防食学会
| 日 時 | 2026年11月5日(木)13:00~17:30 ※参加申込み締切 10月28日(水) |
|---|---|
| 場 所 | 東京理科大学 森戸記念館 第2フォーラム(新宿区神楽坂4丁目2−2) | 交 通 | JR飯田橋駅西口/東京メトロ飯田橋駅B3出口より徒歩6分, 都営大江戸線牛込神楽坂駅A3出口より徒歩3分 |
| 参 加 費(税込) | 正会員・特別(法人)会員・協賛団体会員 11,000円,学生会員6,600円, 会員外 22,000円 |
協賛団体(依頼中)
(特非) 安全工学会,(公社) 化学工学会,(一社) 火力原子力発電技術協会,(一社) 軽金属学会,(一社) 鋼管杭・鋼矢板技術協会,(一社)色材協会,(一社) 資源・素材学会,ステンレス協会,(公社)精密工学会,(公社) 石油学会,(公社) 電気化学会,(公社) 土木学会,(公社) 日本化学会,(一社) 日本ガス協会,(一社) 日本機械学会,(公社) 日本金属学会,(一社) 日本原子力学会,(一社) 日本建築学会,(一社) 日本高圧力技術協会,(公社) 日本工学会,(一社) 日本鋼構造協会,(公社) 日本材料学会,(一社)日本伸銅協会,(公社) 日本水道協会,(公社) 日本セラミックス協会,(一社) 日本チタン協会,(一社) 日本鉄鋼協会,(一社) 日本非破壊検査協会,(公社) 日本プラントメンテナンス協会,(一社) 日本防錆技術協会,(一社) 日本溶接協会,(一社) 表面技術協会,(一社) 溶接学会
申込方法
参加申込書に必要事項をご記載の上,FAX・メール・郵送のいずれかでお申し込みください.なお,お申し込みいただいて1週間経過しても事務局から連絡がない場合はご連絡ください.
※資料はPDFでの配布となります.ダウンロードについては追って参加申込者にご連絡いたします.
申込先 〒113-0033 文京区本郷2-13-10 5F
(公社)腐食防食学会
Tel.03-3815-1161, Fax.03-3815-1291
E-mail: ysm.hng-113-0033@jcorr.or.jp
プログラム
| 13:00~ | 1. シンポジウム開催 ご挨拶 横浜国立大学 岡崎慎司 |
|---|---|
| 13:10~13:45 | 2. 送電鉄塔の塗装劣化評価に関する研究紹介 一般財団法人電力中央研究所 前田真利 |
13:45~14:20 | 3.危険物貯蔵タンクに適用される重防食塗装系の劣化評価に関する研究紹介 消防庁消防研究センター 徳武皓也 |
14:20~14:55 | 4. 船舶・海洋構造物の防食塗装劣化評価に関する研究紹介 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 林原仁志 |
| 14:55~15:10 | (休 憩) | 15:10~15:45 | 5. 2電極式センサによる塗膜インピーダンス値の連続モニタリングの技術紹介 コロジー株式会社 西條康彦 |
| 15:45~16:20 | 6.環境試験による塗膜のアドミタンスと内部構造の変化 株式会社豊田中央研究所 堀江俊男 |
| 16:20~16:55 | 7.電気化学インピーダンス法の解析技法〜緩和時間分布(DRT)から機械学習まで 東京理科大学 片山 昇 |
16:55~17:30 | 8.疑応答・オープン討議 全講演者 |



