第202回腐食防食シンポジウム
鋼構造物塗装に関する国際規格の最近の動向と今後の展望
主題:鋼構造物塗装に関する国際規格の最近の動向と今後の展望
趣旨
国内外の防食塗装分野に影響力を持つ規格を審議するISO/TC35 およびSC14 ミーティングが去る6月に日本で行われた.その中の社会インフラの防食塗装分野をカバーする分科会で,今やグローバルに活用されているISO12944 規格の大幅改定に向けて議論され,新しい方向性を打ち出した.その対象は従来の防食塗装のワーク全体の基本となる規格の大幅な改定に加えて,新たにメンテナンス塗装の規格化を追加する提案,コーティングインスペクターおよび塗装作業者に求められる技量に関する規格化,塗装によるコンクリート防食の規格化,防食試験における適切なスクライブ(切傷)の在り方の考察などの提案,洋上風力発電設備の塗装の規格化など我々にとっても関心が高い広範な内容であり,実施に向けて動き出したタイミングである.これらについて紹介し,討議する.
またISO 規格のような国際規格への戦略的な思考・向き合い方についても討議する.新しい局面を迎えているこの時期,このシンポジウムが共通の理解の場となり,防食塗装分野のISO 規格化の発展に向けて貢献できることを期待したい.
主催
(公社) 腐食防食学会
| 日 時 | 2026年2月10日(火)10:00~17:00 ※参加申込み締切 2月3日(火) |
|---|---|
| 場 所 | 東京理科大学 森戸記念館 第1フォーラム (新宿区神楽坂4丁目2-2) | 交 通 | JR飯田橋駅西口/東京メトロ飯田橋駅B3出口より徒歩6分,都営大江戸線牛込神楽坂駅A3出口より徒歩3分 |
| 参 加 費(税込) | 正会員・特別(法人)会員・協賛団体会員 14,300円,学生会員 6,600円,会員外 25,300円 |
| 定 員 | 80名 |
協賛団体(依頼中)
(特非) 安全工学会,(公社) 化学工学会,(一社) 火力原子力発電技術協会,(一社) 軽金属学会,(一社) 鋼管杭・鋼矢板技術協会,(一社)色材協会,(一社) 資源・素材学会,樹脂ライニング工業会,ステンレス協会,(公社)精密工学会,(公社) 石油学会,(公社) 電気化学会,(公社) 土木学会,(公社) 日本化学会,(一社) 日本ガス協会,(一社) 日本機械学会,(公社) 日本金属学会,(一社) 日本原子力学会,(一社) 日本建築学会,(一社) 日本高圧力技術協会,(公社) 日本工学会,(一社) 日本鋼構造協会,(公社) 日本材料学会,(一社)日本伸銅協会,(公社) 日本水道協会,(公社) 日本セラミックス協会,(一社) 日本チタン協会,(一社) 日本鉄鋼協会,(一社) 日本塗料工業会,(一社) 日本非破壊検査協会,(公社) 日本プラントメンテナンス協会,(一社) 日本防錆技術協会,(一社) 日本溶接協会,(一社) 表面技術協会,(一社) 溶接学会
申込方法
参加申込書に必要事項をご記載の上,FAX・メール・郵送のいずれかでお申し込みください.なお,お申し込みいただいて1週間経過しても事務局から連絡がない場合はご連絡ください.
※資料はPDFでの配布となります.ダウンロードについては追って参加申込者にご連絡いたします.
申込先 〒113-0033 文京区本郷2-13-10
(公社)腐食防食学会
Tel.03-3815-1161, Fax.03-3815-1291
E-mail: ysm.hng-113-0033@jcorr.or.jp
プログラム
| 10:00 ~ 11:00 | 1. 最近の塗料分野のISO と分科会の動向 一般社団法人日本塗料工業会 小川 修 |
|---|---|
| 11:00 ~ 12:00 | 2. オープン・クローズ戦略における標準化の重要性 一橋大学 江藤 学 |
| 12:00 ~ 13:00 | (休 憩) | 13:00 ~ 14:00 | 3.橋梁におけるメンテナンスとISO 規格への期待 国立研究開発法人土木研究所 冨山禎仁 |
14:00 ~ 14:50 | 4. 陸上・洋上プラントの塗装に関するISO 規格の期待と課題 株式会社INPEX 砂場敏行 |
| 15:00 ~ 15:50 | 5.改定ISO12944 シリーズ規格の意義と今後の展望
関西ペイント株式会社 小金井勇 |
| 15:50 ~ 16:30 | 6.ISO/TR20740-1( ふっ素上塗塗装系の耐久性)他 東京理科大学 田邉弘往 |
| 16:30 ~ 17:00 | 7.討論 全講演者 |



