技術フォーラム2020
趣旨
本フォーラムは,腐食防食協会の産業界の活動に貢献された大先輩の経験を共有すると同時に,その時々の技術委員会の活動動向を紹介することを目的としています.
今年は,(公社)腐食防食学会JSCE腐食センター(元(株)日本冶金,ISO/TC156 WG2小委員会)の根本力男様を主講演者にお迎えします.
アが窮地を救う」と題して,"根本様が40年前に上層部から3ヶ月間の猶予期間をやるから,実験室規模で実験を重ね,低熱膨張材42アロイ(Fe-42Ni)の量産工程の見通しを立案すること,もし失敗したら日本冶金(株)は電子材料分野から撤退せざるを得ないと引導を言い渡された中での一連の開発経過やボロン添加効果について講演いただく予定です.
また,学会全体のTOPIXとして,新型コロナ禍での学会の活動状況や諸課題,約20年ぶりのわが国における腐食コスト(2015年)の調査結果と腐食コスト算出に産業別小委員会が積極的に関わった土木分野(Hoar方式),防錆剤分野(Uhligr方式)の腐食コストの調査結果について産業別小委員会の委員長よりご紹介していただきます.
なお,新型コロナの感染状況を鑑みて,本フォーラムはWeb形式で開催いたします.Web形式での参加方法につきましては,参加申し込み後,学会事務局より別途,ご連絡申し上げます.参加者は,腐食防食学会の会員(正会員,名誉会員,学生会員,特別会員,永年会員)とさせていただきます.
主催
(公社) 腐食防食学会
日時 | 2020年12月3日(木)13:00~17:00 |
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場所 | Web形式 参加者には参加方法を別途ご連絡いたします |
参加費 | 2,000円 |
参加申し込み締切 | 2020年11月25日(水) |
申込方法
会員のみ(正会員,特別会員,名誉会員,永年会員)参加できます。参加申込書に必要事項をご記載の上,ファクシミリ・メール・郵送のいずれかでお申し込みください。なお,お申し込みいただいて 1 週間経過しても事務局から参加証が届かない方はご連絡ください.
申込先
(公社)腐食防食学会
〒113-0033 文京区本郷2-13-10
Tel.03-3815-1161, Fax.03-3815-1291
E-mail: ysm.hng-113-0033@jcorr.or.jp
プログラム
13:00~13:10 | 挨拶 日本製鉄株式会社・技術委員長 金子道郎 |
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13:10~13:30 | 第1部:1.仮題:新型コロナ禍およびポストコロナを見据えた腐食防食学会の活動と課題 事務局長 田原 晃 |
13:30~14:10 | 2. 仮題:わが国の腐食コスト(2015) 元 物質・材料研究機構 篠原 正 |
14:10~14:35 | 3. 仮題:土木分野の腐食コスト(Hoar方式) 九州大学 貝沼重信 |
14:35~15:00 | 4. 仮題:腐食コスト(Uhlig方式):防錆剤分野 株式会社ベンチャーアカデミア(元 栗田工業株式会社) 高崎新一 |
15:00~16:40 | 第2部:講演:せっぱつまった時,常識外れのアイデアが窮地を救う (公社)腐食防食学会 腐食センター(元 株式会社日本冶金) ISO/TC156 WG2小委員会 根本力男 |