第197回腐食防食シンポジウム
設備管理(防食管理)のためのデータ取得・解析と活用

主題:設備管理(防食管理)のためのデータ取得・解析と活用

趣旨

近年,化学プラントにおいては設備の高経年化への対応が喫緊の課題となっており,適切な設備管理による保安確保が急務であることが広く認識されている.また,設備管理に携わる熟練者のノウハウや暗黙知等の技術伝承も,世代交代の進行により一刻の猶予もない状況となっている.ただこのような事業環境下であっても化学プラントオーナー各社には,一層の安全性向上・競争力強化が期待されていることに変わりはない.
一方で,最近のAIやIoTなどの技術革新やデジタル化技術の進歩,利用技術の普及に伴い,プラント設備の保安や腐食防食管理業務へのこれらの新技術の実証や活用例が徐々に増えてきている.
そこで本シンポジウムでは,プラント設備の保安確保に資するデジタル情報に関して,設備管理データの取得並びにその解析法,さらにはその活用事例を防食管理技術中心に紹介頂く.合わせて総合討論も行い,今回がこれら新技術の理解を深め,活用のための機会となることを期待する.

主催

 (公社) 腐食防食学会

日 時 2023年12月13日(水)10:00~16:50
場 所 全水道会館 4階大会議室 (文京区本郷1-4-1)
交 通 JR総武線 水道橋駅東口より徒歩2分,都営三田線 水道橋駅A1出口より徒歩1分
参 加 費(税込) 正会員・特別(法人)会員・協賛団体会員 14,300円,学生会員 6,600円,会員外 25,300円
定 員 140名

協賛団体(依頼中)

 (特非) 安全工学会,(公社) 化学工学会,(一社) 火力原子力発電技術協会,(一社) 軽金属学会,(一社) 鋼管杭・鋼矢板技術協会,(一社)色材協会,(一社) 資源・素材学会,ステンレス協会,(公社)精密工学会,(公社) 石油学会,(公社) 電気化学会,(公社) 土木学会,(公社) 日本化学会,(一社) 日本ガス協会,(一社) 日本機械学会,(公社) 日本金属学会,(一社) 日本原子力学会,(一社) 日本建築学会,(一社) 日本高圧力技術協会,(公社) 日本工学会,(一社) 日本鋼構造協会,(公社) 日本材料学会,(一社)日本伸銅協会,(公社) 日本水道協会,(公社) 日本セラミックス協会,(一社) 日本チタン協会,(一社) 日本鉄鋼協会,(一社) 日本非破壊検査協会,(公社) 日本プラントメンテナンス協会,(一社) 日本防錆技術協会,(一社) 日本溶接協会,(一社) 表面技術協会,(一社) 溶接学会

申込方法

 参加申込書に必要事項をご記載の上,FAX・メール・郵送のいずれかでお申し込みください.なお,お申し込みいただいて1週間経過しても事務局から連絡がない場合はご連絡ください.

申込先 〒113-0033 文京区本郷2-13-10
(公社)腐食防食学会
Tel.03-3815-1161, Fax.03-3815-1291
E-mail: ysm.hng-113-0033@jcorr.or.jp

参加申込用紙はこちら

プログラム

10:00~10:05 本シンポジウムの趣旨
ENEOS株式会社 大西敬造
10:05~10:45 1. 機械・構造物の保全分野へのAI活用の国内外情勢と期待
東京工業大学 水谷義弘
10:45~11:10 2. 多種多様なドローンを用いた煙突内面,埋設配管検査事例
出光興産株式会社 星村亮治
11:10~11:35 3. AIによる外部腐食診断システムの開発
三菱ガス化学株式会社 福田秀樹
11:35~12:35 (休 憩)
12:35~13:05 4. 保温材下腐食の発生予測モデルの開発とその現場適用について
中原材料技術研究所 中原正大
13:05~13:35 5. 機械学習を使った配管内面腐食予兆診断システムの開発
日揮株式会社 中島国治
13:35~14:05 6. 肉厚モニタリングセンサーとデータ解析による石油精製プラント設備の腐食解析・防食事例
ENEOS株式会社 大西敬造
14:05~14:35 7. プロセスデータの機械学習による防食検討
ダイキン工業株式会社 井手原龍一
14:35~14:50 (休 憩)
14:50~15:15 8. 金属材料の腐食機構の AI 予測システムの開発課題と今後
合同会社設備技術研究所 松田宏康
15:15~15:40 9. AIによる、過去トラブル事例からのハザードリストの抽出
三菱ケミカル株式会社 江原誠二
15:40~16:05 10. 設備監視強化を目的とした実プラントへのガス検知カメラ導入
三井化学株式会社 藤川翔平
16:05~16:20 (休 憩)
16:20~16:50 11. 総合討論