第195回腐食防食シンポジウム

主題:塗覆装の劣化損傷とその評価・解析技術の現状と今後

趣旨

腐食コスト調査報告書(2020)によると,腐食対策費の防食塗覆装は約6割(Uhlig方式)を占めていることからも塗料・塗装技術の重要性が認識されている. 我が国の経済は1970年代に社会インフラへの新設投資が盛んにおこなわれ,社会資本構造物,鉄鋼,自動車などの産業が高度成長期へと突入した.やがて成熟期,低成長期に到達し現在に至っている.この間に見られたグローバル化の進展により塗装産業の構造も著しい変化に見舞われた.国内では高度成長期に建設された構造物の多くは現在メンテナンスの時代を迎え社会的課題となっている.一方で,国内から海外生産へと大きな技術移転の展開があり,時代の進展とともに塗装の耐久性向上と国際標準の発展がみられた. 以上の社会情勢を背景にして,この腐食防食シンポジウムの母体となる分科会「塗膜の劣化損傷とその解析」ではまず塗膜の損傷のメカニズムとその制御の考え方を共有し議論を重ねた.
このシンポジウムは防食塗装の損傷劣化の基本的な現象とその抑制対策を共有することも目的としており,次の様な内容から構成されている.
「防食塗料の変遷と塗膜劣化損傷の形態」,「塗装鋼の腐食・塗膜下腐食の考え方」,「現場からみた塗装の課題と塗料の選択」,「防食塗装に生じる損傷劣化の実際」,「それらの発生メカニズム」,「評価・解析の方法」,「一般的な損傷劣化評価項目(規格(JIS規格,ISO規格)にある光沢,色差,付着力,白亜化,さびなど)の評価の意義と有用性の議論」,「塗膜の劣化過程と塗膜構造の化学的,物理的変化の考察」,更に「FT-IR等の化学分析,EISおよびCI等の電気化学的方法による評価」などであり,これらを議論する場としたい.
以上の内容を基に分科会活動を更に進めて,今回の課題類を主題とする腐食防食シンポジウムを次回以降に企画する予定である.

主催

 (公社) 腐食防食学会

日時 2023年3月3日(金) 13:00~17:00
場所 東京理科大学 森戸記念館(神楽坂)
交通 JR飯田橋駅西口/東京メトロ飯田橋駅B3出口より徒歩6分
都営大江戸線牛込神楽坂駅A3出口より徒歩3分
参加費(税込) 正会員・特別(法人)会員・協賛団体会員 11,000円,学生会員6,600円,会員外 22,000円
申込締切 2023年2月20日(月)

協賛団体(依頼中)

 (特非) 安全工学会,(公社) 化学工学会,(一社) 火力原子力発電技術協会,(一社) 軽金属学会,(一社) 鋼管杭・鋼矢板技術協会,(一社)色材協会,(一社) 資源・素材学会,(一社)樹脂ライニング工業会,ステンレス協会,(公社)精密工学会,(公社) 石油学会,(公社) 電気化学会,(公社) 土木学会,(公社) 日本化学会,(一社) 日本ガス協会,(一社) 日本機械学会,(公社) 日本金属学会,(一社) 日本原子力学会,(一社) 日本建築学会,(一社) 日本高圧力技術協会,(公社) 日本工学会,(一社) 日本鋼構造協会,(公社) 日本材料学会,(一社)日本伸銅協会,(公社) 日本水道協会,(公社) 日本セラミックス協会,(一社) 日本チタン協会,(一社) 日本鉄鋼協会,(一社) 日本非破壊検査協会,(公社) 日本プラントメンテナンス協会,(一社) 日本防錆技術協会,(一社) 日本溶接協会,(一社) 表面技術協会,(一社) 溶接学会

申込方法

 参加申込書に必要事項をご記載の上,FAX・メール・郵送のいずれかでお申し込みください.なお,お申し込みいただいて1週間経過しても請求書が届かない方は事務局までご連絡ください.

申込先 〒113-0033 文京区本郷2-13-10
(公社)腐食防食学会
Tel.03-3815-1161, Fax.03-3815-1291
E-mail: ysm.hng-113-0033@jcorr.or.jp

参加申込用紙はこちら

プログラム

13:00~13:30 1.オリエンテーション
塗膜損傷劣化の実際(形態・分類)
東京理科大学 田邉弘往
13:30~14:00 2.腐食防食と塗装(仮題)
JFEテクノリサーチ株式会社 村瀬正次
14:00~14:30 3.国内海外の現場プラントでの塗装の現状と課題 (仮題)
株式会社INPEX 砂場敏行
14:30~15:00 4.一般的塗膜劣化評価項目と考察の意義(仮題)
大日本塗料株式会社 松本剛司
15:00〜15:10 (休憩)
15:10〜15:50
5.塗膜劣化損傷と機器分析技術の適用(仮題)
東京理科大学 湯浅 真
15:50~16:30
6.電気化学的方法の適用の現状と期待(仮題)
横浜国立大学 岡崎慎司
16:30~17:00
7.総合討論