第194回腐食防食シンポジウム

主題:エネルギー環境インフラならびに交通産業分野を支える高温材料技術と腐食防食研究の最前線

趣旨

 発電を中心とするエネルギー技術分野、廃棄物・バイオマス由来の高度エネルギー利用技術等の循環型社会インフラ分野をはじめ,航空宇宙産業などの先端科学技術分野においてはプラント機器やエンジン等の効率向上はもとより,環境負荷低減を目指した性能向上に対する要求が近年ますます厳しくなり,特に高温構造部材に課せられた耐環境特性と強度特性など,高温耐久性や信頼性を含めたパフォーマンス特性に優れた材料や耐熱コーティングに対する待望論が高まっています.さらに,これまで到達できなかった超高温域での航空機エンジン性能を保証する革新的材料技術開発も国のプロジェクト研究等において最近推進されています.
高温材料の高温腐食・防食に関する大規模な学術研究集会としては,2018年10月に島根県松江市で開催された「高温酸化・高温腐食に関する国際シンポジウム2018」(ISHOC 2018)があり,さらにその続編として2022年秋に予定されているISHOC 2022の開催に向けた準備が現在進められています.
本シンポジウムは,その直近時期における研究集会と位置付けられるので,最近の高温材料技術開発,および標準化や失敗事例の解析も含めた高温腐食・防食研究,さらには耐熱コーティング技術などに関する最新の情報を提供して相互討論を行い,今後の研究開発展開に資することを目的として開催します.
新型コロナウイルス感染禍の脅威に対して収束の気配が未だ見られないため,昨年から今秋まで再延期せざるを得ない状況が続いてきておりますが,ワクチン接種がさらに進んで状況が好転するようであれば,できる限り「対面方式」を復活させて,感染対策を十分確保したうえで実施したいと考えております.
当該技術分野にご興味のある方々の積極的な参加と討論を期待します.

主催

 (公社) 腐食防食学会

日時 2021年11月19日(金) 9:00~17:00
注)新型コロナウイルス感染禍の収束状況によっては,日程をさらに再々延期(来春以降に)する可能性があります.開催可否等の詳細情報に関しては本誌会告,または学会ホームページをご参照ください.
場所 セラミックパーク美濃「国際会議場」(岐阜県多治見市東町4-2-5)
交通 JR多治見駅下車後,バスまたはタクシー
バスご利用の場合《多治見駅南口より発車》
東鉄バス【妻木線】 ・ 【瑞浪=駄知=多治見線】
「セラパーク・現代陶芸美術館口」バス停 (乗車時間 約12分)下車後,徒歩約15分
参加費(消費税込み) 正会員・特別(法人)会員・協賛団体会員 8,800円,学生会員(資料代) 5,500円, 会員外 16,500円

協賛団体(依頼中)

(特非) 安全工学会,(公社) 化学工学会,(一社) 火力原子力発電技術協会,(一社) 軽金属学会,(一社) 鋼管杭・鋼矢板技術協会,(一社)色材協会,(一社) 資源・素材学会,ステンレス協会,(公社)精密工学会,(公社) 石油学会,(公社) 電気化学会,(公社) 土木学会,(公社) 日本化学会,(一社) 日本ガス協会,(一社) 日本機械学会,(公社) 日本金属学会,(一社) 日本原子力学会,(一社) 日本建築学会,(一社) 日本高圧力技術協会,(公社) 日本工学会,(一社) 日本鋼構造協会,(公社) 日本材料学会,(一社)日本伸銅協会,(公社) 日本水道協会,(公社) 日本セラミックス協会,(一社) 日本チタン協会,(一社) 日本鉄鋼協会,(一社) 日本非破壊検査協会,(公社) 日本プラントメンテナンス協会,(一社) 日本防錆技術協会,(一社) 日本溶接協会,(一社) 表面技術協会,(一社) 溶接学会,(一社) エネルギー学会,(一社) 廃棄物資源循環学会,全国都市清掃会議,(一社) 廃棄物処理施設技術管理協会,(一財)日本環境衛生センター,(公社) ガスタービン学会,日本航空宇宙学会,(一社)日本溶射学会

申込方法

 参加申込書に必要事項をご記載の上,FAX・メール・郵送のいずれかでお申し込みください.なお,お申し込みいただいて1週間経過しても参加証が届かない方は事務局までご連絡ください.

申込先 〒113-0033 文京区本郷2-13-10
(公社)腐食防食学会
Tel.03-3815-1161, Fax.03-3815-1291
E-mail: ysm.hng-113-0033@jcorr.or.jp

参加申込用紙はこちら

シンポジウムプログラム

9:30~9:35 1.開会の挨拶
高温材料システム分科会主査,公共投資ジャーナル社吉葉正行
【セッションⅠ】 高温材料「ものづくり技術」の最前線と標準化
9:35~10:15 2.[基調講演]複合ガス雰囲気における金属の高温腐食
北海道大学名誉教授・苫小牧工業高等専門学校元校長 黒川一哉
10:15~10:45 3.[依頼講演] ナノドメイン構造を利用した遮熱コーティング材料
一般財団法人 ファインセラミックスセンター 北岡 諭,松平恒昭
田中 誠,小川貴史,クレイグ・フィッシャー,加藤丈晴,河合江美
トーカロ株式会社 土生陽一郎
10:45~11:15  4.[依頼講演] 高温の耐環境性に優れる高じん性共晶セラミックス複合材料の創製
株式会社 超高温材料研究センター 中川成人
11:15~11:45  5.[依頼講演] 高温腐食試験法の国際標準化(ISO)
北海道大学大学院 林 重成
【セッションⅡ】 高温材料システムの開発・損傷解析(1)
13:00〜13:30  6.[依頼講演]TBCシステムのCMAS損傷と熱サイクル損傷
長岡技術科学大学大学院 岡崎正和,林 勇貴
13:30〜14:00  7.耐熱材料の各種成形製造プロセスとマイクロスラリージェット・エロージョン特性評価
金属技研株式会社 尾ノ井正裕
14:00〜14:30  8.高強度高耐食性二相ステンレス鋳鋼の開発と実用化への挑戦
ニダック株式会社 松島正博,田中 勝
【セッションⅢ】 高温材料システムの損傷解析(2)失敗学・温故知新学
14:45〜15:15  9.廃棄物発電ボイラの更なる高効率化に向けた取組み
荏原環境プラント株式会社 神山直樹,長 洋光,田中瑛智,石川栄司
株式会社 荏原製作所 野口 学
15:15〜15:45  10.高温材料の高温腐食環境での評価の難しさ -実験室での評価の落とし穴-
日鉄テクノロジー株式会社 松島正博,田中 勝
15:45~16:15  11.ホウ素拡散浸透処理「ボロナイズコーティング」の技術開発 -失敗事例とその克服-
ニダック株式会社 松島正博,田中 勝